「顔のないスパイ」SR
映画「顔のないスパイ」を観ました。
(引用: https://movies.yahoo.co.jp/movie/341074/)
ざっくりあらすじと感想。ネタバレ無し。
リチャード・ギアが演じる元CIA諜報部員ポールが、トファー・グレイス演じる若手FBI捜査官ギアリーとタッグ組んで「カシウス」と呼ばれる殺し屋を追う映画。
「カシウス」はもう消えたと思われてたんだけど、冒頭で突然殺されたモブの傷口から「カシウス」の犯行手口と同じだと見抜いたギアリー。
そこでCIA時代ずっと「カシウス」を追っていたポールが長官に呼び戻され、この事件の犯人も「カシウス」だ!と言い張るギアリーと共に捜査をする事になる。
・ポール(リチャード・ギア)
元CIA諜報部員。引退したのに突然呼び戻された。冷戦時代を引き摺ってる頑固じいちゃんだけどアクションはキレキレでカッコイイ。
捜査官なのに協力者に対しても明確な殺意を向けるヤバい奴。恐喝罪で逮捕されてもおかしくない。
・ギアリー(トファー・グレイス)
現役FBI捜査官。ベルリンの壁の崩壊はテレビで見た。「カシウス」に心酔してて修士論文も「カシウス」がテーマ。就職理由すら「カシウス」。「カシウス」の酒の好みも知ってる。もうお前が「カシウス」でいいよ。
綺麗な奥さんと子供が2人居る。
・「カシウス」または「カシウスセブン」
20年以上出てきてないロシアの殺し屋。ワイヤーを使って相手の首を(中央から上に向かって)切り殺す。とにかく動きが素早く、ワイヤーを使って闘うアクションが渋カッコイイ。色々と設定が厨二心に響く。
顔すら割れてない謎の殺し屋なのに情報漏洩が激しい。
・ブルータス(スティーブン・モイヤー)
お前もか。
・オリバー(クリス・マークエット)
ギアリーの同僚。『ファンボーイズ』に出てた。一年以上勤めてるのに不正融資事件しか担当できなくて不満タラタラ。ハーバード大学で統計学の授業を寝ないでちゃんと受けてた頭良い人。言ってる事3割も理解出来なくて10回ぐらい巻き戻した。「帰無仮説」で検索だ。個人的に1番の功労者。
「カシウス」の正体は意外と早く分かるけどそれを超えるどんでん返しが後半30分に詰め込まれてる。
最後は怒涛の展開過ぎて頭が追いつかなかった。
アクション映画なら頭使わなくていいやろと思って観たけど、観た後はIQ+5の経験値を貰った気分。
アクションもかっこよかったしストーリーも面白かった。良質な映画でした。
ところで、ギアリーの「特定の人物に固執する」様子の描き方に何か既視感感じると思ったら、映画「3時10分決断の時」と同じ監督だった(爆笑)。\ボス!!/
終わり。